2023年10月にリリースされたSnowflakeの新機能・変更点のまとめ #SnowflakeDB

2023年10月にリリースされたSnowflakeの新機能・変更点のまとめ #SnowflakeDB

Clock Icon2023.11.07

2023年10月にリリースされたSnowflakeの新機能・変更点のまとめをお届けします。

※注意事項:本記事ではすべての情報についての記述はせず、特筆すべきだと感じた情報だけピックしております。基本的には以下の情報を参考にしておりますので、全ての最新情報を確認したい場合は下記のURLからご確認ください。

7.39 Release Notes(with Snowday 2023) - October, 30-31, 2023

Snowflake Native SDK for Connectorsがプレビュー

外部データソースを取り込むコネクタをSnowflake Native Applicationとして開発が行えるSDKがパブリックプレビューとなりました

また、Snowflake Native App Frameworkに則るため、Snowflake Marketplaceで開発したコネクタを公開し、収益化することも可能です

データベースロールが一般提供

データベースロールが一般提供されました。

データベースロールとはデータベース内に限られたロールで、同じデータベース内のセキュリティ保護されたオブジェクトに対する権限の付与や取り消しを行うことができます。

アカウントロールはアカウント内のどのオブジェクトに対する権限も付与できますが、データベースロールは同じデータベース内のオブジェクトに対する権限しか付与できません。

詳しくは、下記弊社ブログをご覧ください:

仮想列へのマスキングポリシーの設定が一般提供

外部テーブルの仮想列にマスキングポリシーを設定できるようになりました。

この更新により、データ管理者はVALUE列の半構造化データからビューを作成してビューを保護する必要がなくなるため、外部テーブルの管理が簡素化され、保護された仮想列が不必要にデータを公開しないため、一貫したデータ管理と外部テーブルデータの保護が実現します。

7.38 Release Notes - October, 23-24, 2023

ALTER TABLE: Support for IF [NOT] EXISTS with ADD COLUMN and DROP COLUMN

ALTER TABLEコマンドで、ADD COLUMNでIF NOT EXISTS、DROP COLUMNでIF EXISTSというキーワードをサポートするようになりました。

列を追加する際に IF NOT EXISTS を指定すると、その名前の列が存在しない場合にのみ列を追加することができます。

次の例では、totalという名前の列が存在しない場合に、total列を追加します:

ALTER TABLE my_table ADD COLUMN IF NOT EXISTS total NUMBER;

次の例では、totalという名前の列が存在する場合に、total列を削除します:

ALTER TABLE my_table DROP COLUMN IF EXISTS total;

7.37 Release Notes - October, 16-17, 2023

ハンドラコードからのロギングとトレースが一般提供

ハンドラコードからのロギングとトレースが一般提供を開始しました。

この機能により、UDFやプロシージャのハンドラ・コードからログやトレースのイベント・データを発行することができ、そのデータはアカウントに関連付けられたイベント・テーブルに保存されます。その後、保存されたデータを照会して分析することができます。

7.36 Release Notes - October, 09-10, 2023

パブリックプレビュー:Snowpark for Python 3.11がUDF・UDTF・ストアドプロシージャをサポート

Snowpark for Python 3.11のPython UDF、Python UDTF、Pythonストアドプロシージャのサポートをプレビュー機能として全アカウントに提供開始しました。

ワークシートからのクエリ履歴の閲覧がプレビュー

Snowsightのワークシートでクエリ履歴をプレビューできるようになりました。ワークシートのクエリ履歴を表示すると、Snowsightワークシートで実行されたクエリとクエリ結果を確認できます。

7.35 Release Notes - October, 03-05, 2023

Budgetsがプレビュー

特定のSnowflakeオブジェクトのグループに対するアカウントレベルでのSnowflakeクレジット使用量の監視と通知を可能にするBudgetsのプレビューを発表します。

アカウントでサポートされているオブジェクトのコンピュートコストについて、毎月の使用限度額を定義することができます。Account budgetに加えて、Custom budgetsを作成して、オブジェクトのカスタムグループのクレジット使用量を監視することができます。

クレジット使用量が月間上限を超えそうな場合に通知を送信します。

設定したBudgetの予測を視覚的に表示してくれる

Budgetの新規作成方法:

詳しい設定方法は、弊社ブログをご覧ください:[新機能]アカウントもしくはオブジェクトグループでSnowflakeクレジットの使用状況を監視・予測・通知できる「Budgets」機能を試してみた

Marketplaceでデータ製品の限定トライアルがプレビュー

データ製品の限定トライアル提供がパブリックプレビューとなりました。

Snowflake Marketplace上で、任意の消費者にデータ製品のトライアルまたはサンプルを提供できるようになりました。消費者は、貴社のデータ製品を試用した後、完全なデータ製品への無制限アクセスをリクエストすることができます。プロバイダーは、どのリクエストに応じるかを選択し、特定の消費者だけにデータ製品への無制限アクセスを提供することができます。

おまけ:Modern Data Stack全般の最新情報

Snowflakeも含め、個人的に気になったModern Data Stack全般の最新情報についても、定期的にブログにまとめて投稿しております!こちらもぜひご覧ください。

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